2025年10月1日(水)に久しぶりの町歩きとして「江戸東京たてもの園」から玉川上水に沿って吉祥寺まで歩く企画を立てました。参加者は、3期石黒さん、4期荒木さん、5期田中(宏)さん、初参加の6期山脇さん、阪女OG鈴木さん、13期小松崎さん、17期河野さん、18期阪本夫妻と佐野の10名です。あいにくの雨模様の天気ですが、武蔵小金井駅10時10分発のバスで江戸東京たてもの園に向かいます。
江戸東京たてもの園は、都立小金井公園の中にあり、30個の復元建物が見られます。
料金は通常400円、65歳以上200円ですが、今日はたまたま都民の日ということで
入場無料でした。狙ってこの日を選んだのかと言われましたが、全く知らず、偶然
でした。

園内では、各自自由見学とし、時間半後の11時50分に食事処蔵に集合することと
しました。中でも興味を引くのは、政治家高橋是清の住宅で2階の寝室と書斎は
2.26事件の現場となった部屋です。表面が波打っている窓は、ゆらめきが感じられて
時代を感じます。


西エリアからあちこち見学して最後に東エリアの下町中通りに到着します。
大正から昭和の商家や居酒屋など下町の風情を楽しむことができるエリアです。


蔵の二階が「たべもの処蔵」で武蔵野うどんで昼食を取りました。食事後ここで
山脇さんが離脱され、9名での雨の行軍となりました。



玉川上水は、江戸時代に掘られて江戸の水源だったのですが、現在は処理済みの下水が
流れているとのことですが、水量も減り、雑木に覆われており、橋の下くらいしか水が
見えません。橋の下にはコイが何匹も泳いでおり、多分飼いきれずに放流したものと
思われます。
山脇さんから教えてもらった武蔵野の雑木林保存地区「境山野緑地」に寄り道を
しました。天気が良ければ木漏れ日が心地よいだろうなと思いましたが、雨では仕方
なく玉川上水に戻り三鷹駅に向かいました。三鷹駅では石黒さん、荒木さんが離脱し
7名となりました。また田中さんが三鷹から井の頭公園までバスが出ているとのことで
鈴木さん、小松崎さんがバス組となり、コースを最後まで歩いたのは、河野さん、阪本
夫妻、佐野の若手4人となりました。途中、太宰治文学サロンに立ち寄り、コーヒーを
飲みながら本に囲まれたひとときを楽しみました。このあと、改装中の山本有三記念館
の横を通り、井の頭公園を通り抜けて打ち上げ場所に向かいました。


打ち上げ場所は、吉田類の「酒場放浪記」第1回に登場した「いせや本店」の公園店
です。先に到着したバス組に席を取って貰い、やきとりとジャンボシューマイをあてに
ビールで乾杯しました。安くておいしくワンゲル人にぴったりの店でした。


★最後に恒例の鈴木さんの言葉スケッチです。
秋の雨野路行く傘の一列に
それぞれに選ぶ行程秋上水
近年は白の流行りて彼岸花
雨降りの三鷹駅頭赤い羽根
踏み惑ふ落ち銀杏の玉子色
「いせや」なるジャンボシュウマイ豊の秋
山話聞くも語るも生ビール
野歩きの友どちうれし赤まんま
★初参加の6期山脇さんよりコメントと俳句を頂きましたので掲載します。
江戸東京たてもの園しか歩けませんでしたが、初めて参加してよかったです。
同園には、機会があれば、もう一度行ってみたいと思っています。
秋雨や一期一会の「たてもの園」




